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私どもは茨城・千葉で約1000台の在庫を7拠点で販売しておりますが、毎月かなりのお客様から乗り出し価格20~30万円の車がないか?とのご要望を受けております。しかし、実際には車検が残っている車を仕入れた場合に、仕入原価と販売利益を考えると、お客様のご要望する金額では販売できないのが現状でした。
それはズバリ、保証の問題です。低価格車の場合、年式が古く走行距離も一般的に多めの車になります。そのような車を販売して故障をした場合、保証の問題が必ず発生してしまいます。
その場合の保証を担保する販売利益を確保しようと考え粗利を乗せてしまう結果、価格が上乗せされてしまい、結果的に乗り出し価格が20~30万の車が販売できなくなってしまうのです。
現状販売で売ってしまって「後は知りません」という販売スタイルの会社であれば話は別ですが、信用で売っているお店であれば、その様な売り方が逆にお店の信用度を下げてしまうと考えるのは当然です。
弊社においても基本的にはその考えと同じであると言えるでしょう。
我々は今まで、低価格車を希望するお客様に対して、「あまり安い車を購入されると、いつ壊れてもおかしくないですよ・・・」といったセールストークを使い、少しでも予算アップをお願いしてまいりました。それはお客様の為になると思っていたからです。
低価格車を希望されるお客様に関しましては、一般的に車の外見はあまり気にしない傾向にあります(勿論、例外の方もいらっしゃいます)。お客様のニーズは、安く、長く乗れる車を購入したいという事です。しかし、古い車を購入して壊れない保証はどこにもありません。そこで「車が使い捨て感覚で乗れたらいいじゃないか・・・」という発想が生まれました。
お客様から苦情をいただくケースは、乗れると思って購入したのに途中で壊れてしまって車が乗れなくなった場合に発生します。もしそうであるならば、壊れるまで乗っていただく事が可能なら、それで我々もお客様も満足ではないか・・・と、先ほどの保証の問題を逆の発想で考えてみたのです。
ワンコインリースの発想の原点は、まさにここにあります。